【03】雰囲気に感化されていざ決意!
田中との久しぶりの再会で話が止まらず近況報告や懐かしい思い出話に花を咲かしました。
田中も丁度8月いっぱいで今のコールセンターの仕事の契約が切れるとのことで次の仕事は何にしようか考えている最中のようでした。
最っ高のタイミングだと思いました。
一人では無理でも田中と一緒なら一か月以上の移住も頑張れそう!そう思いました。そして思い切って沖縄リゾートバイトの話をきりだしてみると沖縄好きということもあって田中もなかなか前向きなリアクションでした。
前向きではあったけれどその時はまだそれじゃあ決定!いてみよう!とまでは踏ん切りがつきませんでした。
とりあえずリゾバとはどんなもんやい?ってことでネットで二人で情報を漁ってみることに。
結局出てきた情報といえばリゾバで体験した怖い話という現実離れした情報のみでした。しかも沖縄リゾバでもありません。
あの2ちゃんで有名なやつです、、、
https://www.google.co.jp/amp/sakebigoe.com/amp/20130105105445
しかも長編に渡るその怖い話を朝まで時間を使って結局は全編二人で読んで夜を明かしたのでした。
翌日、私と田中は一睡もせず空港行のバスに乗り海外留学の友達を伊丹空港まで見送りました。
海外へ短期留学へ行く友達はどこの国へ行ったのか忘れましたが、留学へ行けるのは学校からたった3人。その中に選ばれたのです。
この日の為に一生懸命勉強を頑張って推薦を手に入れたのです。
私達が茶化して羨ましいーーー!!と騒ぎ立てると、不安で胸がいっぱいだよと言っていましたがまだ見ぬ世界を見に行く友人が本当に羨ましく感じました。
私は今まで一度も飛行機に乗ったことがありません。
空港に到着するとキャリーバックをひいて行きかう人達で溢れていました。
いつも旅行で行く7800円で泊まれる湯快リゾートのバス乗り場の新大阪もわくわくしますが、空港はそれ以上のわくわくした空気を纏っていました。
搭乗時刻が近づきいよいよ大きなキャリーバックを引き新たに世界に挑戦する友人としばしの別れの時が来ました。
帰ってきたらまた遊ぼうね、お気をつけてと約束しお別れしました。
完全に空港といういつもと違う雰囲気の場所に田中も私も完全に感化されたのだと思います。
帰りのバスの中で隣の座席に座る田中にもう一度「なぁ、うちらも沖縄行こうやぁ!」と言うと今度は田中も頷いてくれたのです。
私と同じく感化されている田中を説得するのは、この一言で充分でした。
最初一人なら一か月だけと思っていたけれど、田中と二人なら一番最低期間の三か月にも挑戦できるしなんだか友達とリゾートバイトと考えると本当にわくわくしました。
この空港のお見送りを見なければもしかしたら決意まで至らなかったかもしれません。
次の日からリゾバに向け二人で計画と準備に取り掛かることにしました。
8月ももうすぐ終わる、そんなころでした。